いじめられたときに親に相談できないのは、親が頼りにならないから。

子ども

 

 

ある資料に、子どもがいじめにあって悩んでるときに、親に言えないって子は、75%に達するって書いてた。

 

その理由は、
『親に心配させたくないから』
が大半らしい。

 

そういえば、今までに何度か聞いたことがあるねん。

 

親が、
「うちの子はひどい目にあって、ずっとツライ想いしとったのに、親に心配させたくないからってなかなか言えなかったん。なんて、健気な…」みたいなやつ。

 

これ聞くたび、なんとなくやけど違和感を覚えたんよね。

 

 

 

単なるわたしの憶測に過ぎないけど、
このウラにある言葉ってのは、

 

「こんな親想いの優しい子になんてひどいことしてくれんねん」

 


「この子は優しいから、親にも言えないで苦しんできた」

 

みたいなことなんじゃないかな、と勝手に思ってるんやけど。

 

そこで、
相談してもらえない原因が自分にあるんじゃないか、という考えは起こらないのかな?って不思議に思ってたんよね。

 

わたしが見たその親は学校を責めてたし先生を責めてたし、自分の子どもに意地悪をした相手の子や親のことも責めてました。
環境や周りの人たちのせいにしてたんよね。

 

 

その気持ちだけは!わかるよ。

 

 

我が子が、どっかのクソガキにいらんことされとったら、そらむちゃくちゃムカつくやろう。

 

やけど、そこで親が興奮してしまってはいけないと思う。

 

半年ほど前にアップした記事でも書いてるけど、親がコトを荒立てたところで根本的な解決にはならないと思ってます。

 

 

子どもが親に相談できないってのは、親が頼りにならないからやと思う。

 

要は、
親に相談しても解決しないと思ってるから相談しないんやと思うんよ

 

「余計にややこしくなるかもしれない」とか、
さらに子ども本人にとって困るようなことになりそうなんて予測される場合は、相談なんてしないやろう。

 

たとえば、子どもが勇気を振り絞って
「いじめられてるねん」と親に告白したとき。

 

親はすごく悲しい気持ちになると思うし、ショックも受けるやろうし、
相手の子なんかに腹が立ったりもすると思う。

 

だからって、話してくれた子どもの前で、感情に流されて苛立ちをみせたり、
うろたえたり、

 

「なんでやなんでや!」
「だれになにされたんや!」
「いつからされとんや!」と、
連続で質問攻めにするような行為は、
子どもを余計に追い詰めると思う。

 

「なんでもっと早く言わなかったん!」とか

「つらいことなんかみんなあるけど我慢してんねん!」とか

「学校の先生に話しにいくわ!」とか。

 

 

わたしが子どもなら、こういう親はうんざりする。

 

 

子ども自身が『どうしたいか』ということを大事にした方がいいと、すごく思ってて。

 

子どもの気持ちに自分の感情を覆いかぶせてしまって、子どもの感情を理解しないまま、
親の感情で動いてしまうのはよくないと思ってます。

 

子どもがいじめられてると話してくれたときに、
「お母さん悲しいわー!」と泣いてみたり、
「どこのどいつやー!」と本気でキレてみたり、
矛先を学校や教育委員会なんかに向けて、憎悪の感情に流されて、勢いまかせに
「教育委員会に行って話してくるわ!」みたいなことは、ほんましない方がいいと思う。

 

 

これは、頼りにならない大人のやることや

 

 

大事なのは、
子どもの話しをよく聞いてあげること。
そのときに、親が冷静さを失ってはいけない。
ただシンプルに子どもの話す言葉に耳を傾ける感覚。

 

あと、「言いにくい話をしてくれてありがとう」という気持ちは大切やと思う。

 

子どもだって、いい話じゃないってわかってて、それでも自分でどうにもできなくて助けてもらいたくて話してるわけで。
すごく勇気を振り絞って、話すと決めたのかもしれない。
そこを汲み取ってあげることは大事やと思う。

 

言葉がなかなかでてこなくても、イライラせずに待ってあげた方がいいし。
忙しくて時間がないなら、別の時間に話すことを約束しよう。

 

上記に挙げたような、わたしが良くないと思ってる行動を
『子どもを助けたいからそうしよんねん!』って思ってるなら、
それは勘違いの可能性もあると思うから気をつけたほうがいい

 

子どもはきっと、いまの状況を知ってもらいたくて、自分の気持ちをわかってもらいたくて話すんやと思うねんな。

 

相手のやつに痛い目みせてくれ!とか、
先生にちゃんと自分(子ども)のことを守るように言ってくれ!とか、
学校に責任とるように言ってくれ!とか、
教育委員会に乗り込んでどないかしてくれ!なんて、

 

思ってないと思う。

(もちろん、そう思う子も中にはいるやろし、それならそうしてあげるのもいいのかもしれない)

 

 

少なくともうちの子は、
小学生のときに毎日のように意地悪してくる子がいて、ツライ経験をした時期もあるんやけど、そんなことは思ってなかった。

 

なんなら、頭に血がのぼってるのを必死に抑えてたわたしの方が、子どもに気付かされることが多かった。

 

もし実際、わたしの子どもがそういうふうに思う子なら、わたしは子どもとそのことについて話してたかもしれない。

 

わたしは我が子に、周りを変えて解決しようとする生き方は教えたくない。

 

 

そういうことが起きたときこそ、
冷静になるように努めて、よく考えなきゃいけない。

 

子どもの前で、間違っても
先生や学校、相手の子のことを罵るような言い方はしないこと。
「それはお母さんおかしいと思うねんな」って話すのと、罵るのは全然ちがうからね。

 

それやっちゃうと、ほんと最低やと思うねんな。
そんな親の背中をみて、子どもは育つんやで。
どんだけ腹が立ったとしても、悩みを相談してきた子どもと話すときの言い方には気をつけたほうがいいと思う。

 

「子どもが親に相談できないのは、親が頼りにならないからや」

というのを聞いて、

 

 

はー?なにいうとんねん!私はたくましいし、子どものために動いとんねん!

 

 

と憤慨するひとは、

 

 

 

 

 

めっちゃ危険やと思う。

 

 

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