パートナーではなく奴隷が欲しいのか。

夫婦

 

 

若い時なんかは、よくやりがちかもしれない。
いや、歳を重ねてからもつい…やっちゃうこともあるかもしれない。

 

パートナーといい関係を築きたい…という名の、
「相手がこうすれば上手くいくのに」という傲慢。

 

「連絡は毎日して欲しい」
「なんでも知りたいから全て話して欲しい」
「隠しごとはしないで欲しい」
「自分の気持ちをわかって欲しい」
「優しくして欲しい」
「嫌なことはしないで欲しい」
「手伝って欲しい」…

 

「欲しい」のオンパレード。

 

こういう気持ちは湧いたりするよね。
わたしも、そう思う項目もあるし思わないやつもある(笑)

 

これは決して悪いことではないと思う。
そういう感情を持つということ自体は。
素直に相手に告げたらいいと思う。

 

『「自分は」こう思うんだよなー』という、
自分の感情として扱うぶんには何の問題もないと思う。

 

 

 

 

ただ、
それを相手に強要し出してしまうと厄介だな、
とわたしは思うんよね。
自分の感情は「自分のもの」やと知っといた方がいい。

 

 

相手がこうなれば、うまくいくのに。

 

 

これ結構やっちゃうよね。
これやったことない人おるなら、ほんま尊敬する。

 

ついね、相手のせいにしてしまう…。

 

でも、これでは何もええ風にはならんのよね。
自分もやっちゃう(やったことある)のに他人がやってると違和感抱いたりイラッとしたりする(笑)

 

 

『我以外皆師』

 

 

この言葉はほんとそうやなぁと思っていて、
いつでも持っていたいと思ってます。

 

自分と他者の境界線が解らなくなると危険。
やと、個人的には思ってるんやけど。

 

自分と自分以外の人間は違うのだということを理解していない人は、
時にとてもトンチンカンなことを言う。

 

のっけから、
「なんで〜〜してくれへんの?!」
「なんで、わからへんの?!」とか、

 

んなもん知らんし、ってなるやんな。
それをわかっててもやっちゃったりするけども(笑)

 

こう思ったとき、
自分は相手に超能力を求めているということに気づこう。

 

「なんという無茶ぶりを自分はしてるんや…」

ということに気づけるやろう。

 

「パートナーが自分の気持ちをわかってくれない。」
って思ったとき、

 

じゃああなたは、
「そのパートナーの気持ちをわかろうとしてるのか。」

 

ということをよく思う。
自分でやらかしてしまった時、そう考えてみる。

 

感情的になってしまってる時は、
なかなか冷静に考えるというのは難しかったりする。

 

それでもわたしは、無理やりその方向に持っていくよう「には」してる。
できてるかどうかは別として(笑)

 

そして気づく。

 

『相手を大切にできてないのは自分や』…と。
『今、自分の都合しか考えてない』…と。

 

自分が欲してる言動を相手にさせようなんて考えは、
奴隷制度と変わりないよなぁとか思う。

 

相手がどうであろうと、
「自分が」どうするか。
「自分が」どう在るか。
自分の気持ちがどうなのかってだけの話。

 

 

これは親子の場合なんかも同じやと思うんやけど、
理由が「愛」と称するものなら何してもいいってわけじゃない。
そんなことは、あたり前に知ってるはず。
それでも自分では気づかなかったり、
自分のことは見て見ぬ振りしちゃったりすることもあると思う。

 

愛という名の暴言。
愛という名の暴力。
愛という名の束縛。
愛という名の従順。

 

これは一方的なもので、わたしが考えてる
一緒に幸せになる「愛」とは呼べない…
わたしは奴隷が欲しいんじゃない。
「所有物」が欲しいのではない。
「人」と生きていきたいねん。

 

わたしがそこに在って欲しいのは、
お互いがお互いを大切に思える「愛」だ。
それは、とても穏やかなもの。

 

 

「あなたが本当に望んでいる関係性って、なんですか?」

 

 

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