【正しい】って、人それぞれ違うと思うんやけどね。もっと言えば、何が正しいかなんて分からんのやけどね。
うちの母親、(わたしの)祖父が亡くなって祖母が独り暮らしになるってなって、祖母の家に同居する事になったんよね。
【正しいの塊】と言っても良いくらいの母。いちいち、祖母に「これはこう。」「それはこう。」と指示するわけです。
わたしは、たまに行って見ただけやけど、その何時間だけでも見てて窮屈そうでした。
母が細かく言う事柄について、たぶん祖母的にはどうでも良いわけです。祖母は、それまで自分のペースで何十年も生きてきて問題なく楽しく暮らしてきたんよね。
母から見れば祖母は適当に見えたんかもしれんけど、祖母は楽しそうに生きてました。
人との関わりを大事にしてたし、好きな事して生きてたんよ。【自由な人】でした。自由に生きてた祖母は、母には『わがまま』に映ってたかもしれない。
母がこだわってる部分やからって、祖母もこだわってるかと言えばそうじゃないわけでね。
でも母は良かれと、勘違いしてる事にも気付かず祖母に色々教えようとしよったんよね。
『入れ歯をキッチンに置くのは不衛生。汚いのが分からないのか。こんな所に置いたらダメ。』
そんな感じ。
ほんま、しょーもない。笑
この例は、あまりにもアホくさいと思うんやけど【正しさにこだわる人】って、こういう事やと思うんです。
祖母は優しい人でね、そりゃわたしの知らないブラックな部分もあったんやろけど、それでもわたしは祖母の生き方が好きやったんです。
祖母は、自分の好きな習い事したりね。近所のお友達とお茶したりね。なんせ雰囲気が柔らかい人で、ニコニコしてたし素直な人でした。そういう人、わたしは好きなんです。
でね、祖母が入れ歯をキッチンに置いてたのは今までの習慣でね。「洗って綺麗にした入れ歯」やから、祖母は置いてたらしいんよね。
それでも母にとっては、『入れ歯=汚い』なんで、洗ってようが汚いもんは汚いわけですよ。
わたしとしては、祖母が住んでる家・生活に横から入ってきたのは母なわけで、祖母の当たり前を強く否定するのはどうかなって思いました。
正確なことは知らんのやけど、祖母が望んで一緒に暮らしたとしてもです。母はわたしにもそうやったけど、のっけから圧をかけるような嫌な言い方をするんです。
見てるだけでも不快やねんよ。
そんなん、自分以外の人と暮らすんやからね。自分の常識や固定観念押し付けてばっかりやと一緒に暮らせないよね。
今まで人と折り合いをつけたり他者を理解しようという事を面倒がって、母は人との関わりを避けてきたので何も学べてないんやと思います。
人はまずひとりじゃ生きられないし、生きてる以上必ず誰かに迷惑をかけたりするもんです。それを、理解してないから感謝の気持ちが出てこないんやと思います。
まあ、厳しい言い方かもやけど、
自業自得やと、思ってます。
他にも、母は押入れなんかの整理をし出してね。「こんなにも要らんもんがあった」とドヤ顏で言ってたけど、祖母にとってはどうでも良かったんよね。
「ちゃんと整理して綺麗にしたら、こんなにスペースが出来るやろ」って教えてたけど、そんなん普通にわかるし。つか、困ってないし、スペースも必要なわけちゃうからどうでも良いやん。って感じやってんけどね。
母と祖母のやり取り見てて、わたしが思ったのは、
■母がギスギスイライラしてるから、祖母がしんどそう。
■母が「教えてあげてる」「やってあげてる」って思ってやってるから、祖母がしんどそう。
■母が「〜するべき」って押し付けるから、祖母がしんどそう。
■母が「こうした方が良い」って困ってないのに正そうとするから、祖母がしんどそう。
■母の思った通りにならなかったら「こんなに考えてあげたのに」「こんなにしてあげたのに」って被害者ヅラするから、祖母がしんどそう。
最後の1年、こんな感じでオカンと一緒に暮らして、祖母は亡くなりました。
おばあちゃん、ずっと自由に楽しく生きてきたのに、最後はしんどい環境で亡くなっていってしまった。
わたしは、オカンが祖母の愚痴を言う度に祖母がラクに暮らせるように。でも出来るだけオカンを否定するような表現にならんように言ってきたつもりやけど、【正しい】で生きてきたオカンには、その緩さこそが良いという事が解らんみたいで何言っても通じなかった。
だからね、こういう人と議論しても無駄やし時間と労力が勿体無いとわたしは思ってるんよ。
【自分の中の正しさを他者に押し付ける人】
【本人が困ってないのに教えようとする人】
って、自己満足って事に気付かないんかなって思う。
自分がそれを信じるのは自由やけど、人にもそれを知ってくれって押し付けるって、相手を苦しめようとしてるって事に気付かないんかなって思う。
何でもかんでも、自分が良いって思うものが正しいって決め付けて無理やり人に与えようとするのは傲慢過ぎると思うんよ。
おばあちゃんを自由にさせてあげて欲しかった。
わたしは母みたいな見てて疲れる人になりたくないんよ。
わたしは、楽しく生きていきたいから、そういう人間と関わりたくないんよね。話しても通じないって思ってるしね。
こっちの言う事は通じないし。同じように、そっちの言う事は通じないんよ。だから、関わらなければ良いと思ってます。合う合わないあるもんね、どうしても。
これが、自分の親ですよ。
辛い、、(笑)
【続!「正しい」に縛られて、幸せに楽しく暮らしてる人って、わたしは見たことがないかも。】
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「オカンから電話きた。まじで怠い。」
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