例えば子供の靴。自分のものは自分で選ぶ方が大事にする。

子ども

 

 

うちの長女は色んなものにおいて、すんごい物持ちがいいんやけど。
息子はすぐに色んなものをボロボロにします。

 

女の子と男の子の差というのはあるかもしれないけど。
うちの場合は子供たち全員が外で遊ぶタイプの子たちなんやけどね、遊び方が男の子の方がより活発かなってわたしは思ってます。

 

だから、「男の子やからすぐモノをダメにしちゃう」って思い込んでた節はあるよね。

 

 

 

『どうせすぐボロボロになるから安い靴でいい。』

 

 

わたしはずっとこう思ってました。
どうせすぐボロボロにするなら、高めの靴を買うのはもったいない。
どうせすぐボロボロにするんやから、何でもいいやろう。

 

そうやって買ってきた靴は、本当にすぐにボロボロになって「こんなとこ、よう穴あいたな!」ってとこに穴があいたりするんです。

 

 

安くて特に気に入って買ったわけでもない靴は1週間もすれば、めっちゃ汚くなって破れてしまって頻繁に買いかえることになってました。

 

息子に「穴あいた」「破れた」って言われるたびに

「またぁ???!!」

ってイライラしてました。

 

で、ある日今まで普通としてた
『どうせすぐボロボロになるから安い靴でいいやろう。』をやめることにしたんよね。
今までやってきたことと逆をやってみよう、と。

 

今までは前提が『靴をすぐダメにする』で。
だから、『安いものを買う』
やったんです。
これの逆は『安いものを買う』から『靴をすぐダメにする』ということで。

 

だから、今まで譲れなかった『安いものを買う』を変えたんです。
そうすれば、結果が変わるかも!と。

 

今までは一緒に靴を買いに行っても、安い中からしか選ばせてなかったんです。
ひどい時は、お店でそこそこの靴が安売りしてたら「ま、このデザインなら履くやろう』と、勝手に選んで買ってきてました。
そして、「次は大事に履いてよー!」と押し付けてましたよ。

 

とにかく安くて履き心地が悪くなくて滑らないもの。
こうして買う理由を並べてみると、ほんと最低ラインからしか選ばせてあげてなかったなって思います。

 

今はそれをやめて息子が本当に欲しい、履きたいと思うものを買ってます。
息子は今サッカーが好きなんよね。
だから、サッカー用のトレーニングシューズを履きたいと。
今までならナイキの靴とか怖くて買えなかった。だって安くはないしね。
それで、すぐボロボロにされたら損した気分になるからね。
損することに怖さを感じてたんです

 

実際、ネットで調べてみるとそんなむちゃくちゃ高級な値段というわけでもなかったんです。(そりゃ、何万もするものもあるけどね)

 

息子が自分で「これがいい!」「これ履きたい!」って思うものを選んでもらいます。
今までよりも数千円高いものです。
でも、履く本人が気に入って買うものやから大事にしてくれるかなと思って買いました。

 

 

結果は、

本人が本当に気に入ったものは大事にします

 

もちろん毎日履いてたら、常にきれいな状態を保てるわけじゃないですよ。
当たり前に汚すことはあります。
でも、扱い方が全然違うんです。
笑っちゃうほどに!

 

もし、子供に選ばせてるのに安いものと同じく雑に扱いボロボロにしちゃうって場合は、多分やけど『本当に気に入ったものを選んでない』んじゃないかなぁと思う。
厳密にいうと『本当に気に入ったものを選べない』んじゃないかなぁ

 

今まで親が決めてしまってたり、親がオッケーという範囲内でしか選べなかった子供は、考えるのが面倒になってるかもしれない。
真剣に考えても無駄やと思ってるかもしれない。
それは、子供本人も無意識レベルのことで、『これでいいや』くらいのものを「これがいい」と勘違いして言ってる場合もあると思う。

 

現にうちの場合、初めは自分で選ばせたつもりやけどあまり変化がなくて、やっぱり早いことボロボロにしてました。

 

今まで制限された中からしか選択できなかった息子は、自分が好きなものや欲しいものがよくわからなくなってたのかもしれない。(ごめん)
『自分で選ぶ』ということを楽しいことと思えてないうちは、本当に気に入ったものを選ぶということも難しいのかもしれないね。

 

でも、わたしは「なんだ。どっちでも同じか。』と戻すことはしませんでした。
自分で選ぶということを繰り返ししてもらったんよね。(これ重要!やと思う)

 

そしたら、変わりましたよ。
だんだん『自分で気に入ったものを選ぶ』という感覚がわかるようになるんやと思います。

 

今では、昔に比べるとかなーり物持ちが良いです。
これは、その商品自体が良いものだからでしょってこともあるかもしれないけど。
目に見てわかるくらい、明らかに靴の扱い方が違うんです。
雑に扱うことをしなくなりましたよ。
おまけに、わたしが何も言ってないのに汚れたら自分で洗ったり拭いたりするんです。

 

 

この変化を見ると
嬉しくてワラけますよ♪

 

 

傘とかも同じやと思います。
扱い方が明らかに違うんよね。

 

あまりに小さい子供やと当てはまらないかもしれないけどね。
本人的には大事にしてても、小さいとなかなか上手くモノを丁寧に扱うってのは難しいのかもしれない。
うちが初めて試したのは、小学3年生くらいの時かな。

 


(※うちの末っ子4歳児。
この傘は変形してしまってるけど、これでも本人的には大事にしてるんです(*∩ω∩)
変形しても使ってます♪)

 

 

『自分で選ぶ』というのは、考えるチカラが必要やと思うんやけど。
もし、すぐに変化が現れない場合はそれだけ子供が考える機会を親が奪っていたということかもしれないね。

 

これは、親が損してもいいって思えないと実行できないと思います。まあ、それは何においてもそうやと思うけどね。
そのとき損した気がすることが1番のリスクやと思ってる人にはなかなか難しいことかもしれません。

 

うちの場合はやってみて靴の持ちが本当に良くなったし、本人も毎日気分良く履いてます。
『自分で選択するチカラ』がついたと思うし、『考えるチカラ』もついたかなって思ってます。

 

わたし的には、息子本人が気に入って気分良く履いてくれてるだけでも買った価値あるなって思うんよね。
でもま、残念ながら学校から指定されてる上靴はすぐにボロボロになってるけどね!

 


きったねーー

 

 

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