親の役目は、子どもを「育てる」というよりも…

子ども

 

 

うちの末っ子4歳児が、はじめて
てるてる坊主を作ってました。
知らんうちに…(笑)

 

 

てるてる坊主の話を、わたしからはしたことないと思うんで、どっかで知ったんやろね。

 

ティッシュを、てるてる坊主っぽい形に整えて
そのあと、輪ゴムをわたしの所へ持ってきて
「コレできないから、ここにゴムを付けて」と頼んできました。

 

わたしは、末っ子の言われた通りにゴムを付けてあげました。

 

そしたら、なにやら末っ子が考えながらボソボソ言ってます。

「これで、どうやったらぶら下げられるんかなぁ…?」と。

 

わたしに聞いてくるわけでもなく、ひとりでブツブツ言ってました(笑)

 

で、自分の部屋のおもちゃ箱でゴソゴソやってると思ったら、次はわたしに
「コレ、自分で外せないから、はずして〜〜」と言ってきた。

 

 

このストラップの部分。
これを違うものに付けてたんやけど、取ってくれと。

 

んで、取ってあげたら、
「ありがとーう!!」っていって、わたしから去っていきました(笑)

 

んで、わたしがトイレに行こうとしたときに気づいたんよね。

 

 

「ああ〜〜ストラップはてるてる坊主を吊るすためのものやったんか!」と。

 

みごとに、坊主の頭にぶっ刺さってます。

 

すごいなぁ〜自分で色々考えたんやなぁ〜〜と、感心したね。笑

 

前置きがやたら長くなった気は否めませんが…

 

わたしね、基本こんな感じで子どものこと放ったらかしなんです。(ちょっと聞こえが悪い気もするけど)

 

 

1番うえの長女(現在中3)の時はね、
今思えば『かまいすぎてたなぁ』と思うんよ。

 

ひとり目って、毎日ワンツーマンやったりするよね。(おじいちゃんやおばあちゃんがいる家もあるやろけど)

 

うちは近くに実家があるという環境でもなかったし、実家とは考え方や価値観が違いすぎるから距離を置いてるのもあってね、

 

ずっと子育てに関しては、わたしが主にやってるんです。

 

わたしが母親になりたての頃ね。
多分やけど、わたしの中で
『ちゃんと子どもを育てないと!』という気持ちがあってね。
なんていうか…ひとつの人間という作品を創り上げるような…
そんなふうに勘違いしとった時期があったと思う。

 

なんておそれ多いことをしようとしてたんや、わたしは…(T . T)

 

 

長女は3歳で、全てのひらがなを読むことも書くこともできてました。
これはね、長女が自分からしだしたことであって、
実はわたしは教えてないんやけどね(笑)

 

女の子やから、周りの年上の友達が手紙を書いてるのが羨ましくてね。
『早く自分も手紙書けるようになりたい!覚えたい!』って思って、がんばって覚えたんやと思う。
自分でできるようになりたい!って思うことって、どんどん伸びるね。

 

今なら『3歳でひらがな全部読めて書けるって、めちゃめちゃ凄いやん!!』って思うんやけど、この頃のわたしは【できて当たり前】やと思ってたんです。

 

やたら、自分の子ならできるはずと思い込んでたんやろね。
はじめての自分の子どもに期待もしてたやろう。
できると信じてたといえば聞こえはいいが…
まあ、これは悪くでちゃった例よ(°_°)

 

でね、2人目と3人目と関わり方が違うかったなって思うことは多くて。
『ちゃんと育てなきゃ!』って思ってたわたしはイチイチうるさかったと思う(笑)

 

例えば、ひらがな。
2人目と3人目の子どもに対しては、『まあ、そのうちキレイに書けるやろ』って放っとけるんやけど、
ひとり目のときは、それができてなかったんよね。

 

もっとできるやろう!もっとできるはず!

 

キレイに書けるまで、
「そうじゃないねん」
「そこははみ出たらあかんねん」
「そこはまるーく書いてはらうねん」とかいったりして。

 

 

 

 

「うっさいババア」

 

 

その頃のわたしの耳元で囁いてやりたい。

 

絵を描くにも、色を塗るにも、
大人に近い「キチンと」したクオリティを要求してたと思う。
「そうじゃないって!」「ちがうって!」
そんなところばっか見つけて、口出ししてたと思う。

 

昔すぎて正直あんま覚えてないんやけど、たぶん口も手も出してたんじゃないかなぁ…。(これを「助けてる」と勘違いしてた)

要は、わたしの思う『理想』を押し付けてた

 

 

 

 

こういう大人が子どもの芽を摘んじゃうんですよね。

 

 

 

 

(°_°)

 

 

 

 

気づいたから良かったものの、
そのままのやり方で育ててたら、ちょっと怖いな…って自分で思います。

 

小さい頃にいちいち監視してしてしまった長女は、今でこそ自由に自分で考えて色んなことに挑戦する子になったけど、
4〜5歳から小学生の頃なんかは、本当に
自分で『考えてやる』ということが苦手でした。

 

それはきっと、小さい頃にわたしがアレコレ言いすぎたからやと思ってます。
『自分がこうしたら、ママに怒られるかもしれない。』
そんなふうにどこかで思ってたら、何もできないよね。

 

自分で考えてやってみて、怒られることが多くなれば、もう親の言うことを聞くしかなくなってくるもんね。怒られることを避けたいと思えば。
そうなると、『自分で考えて、やる』ということをしなくなる。
というか、できなくなる。と思う。

 

自分が子ども時代に親にされたり言われたりして嫌やなぁと思ってたことを、自分も同じようにしよったんよ。
子ども時代って、とくに一緒にいることが多い母親の影響ってすごく大きいと思う。

 

だから、わたしは日々子どもたちの様子を見ながら、子どもが育ちやすいように。
子どもが困ったときや、自分のチカラでどうしようもなくなったときには、手助けできたらと思ってる。
これは、子どもにも伝えてること。

 

 

親の役目は子どもを「育てる」というよりも、
子どもが「育ちやすい」ようにしてあげること
かなって思ってて。

 

つねに子どもの味方でいて、子どもから助けを求めてきたときにはチカラになる。
そんなとき以外は、子どもを信じて本人にまかせる。

 

もちろん失敗することもあるし、えらいこっちゃになることもあると思うけど(笑)
そこを覚悟して見守るのが親の役目かな、とも思ったり。

 

良い結果じゃないことも、その子の経験となって、
『じゃあ、どうすればいいか…』なんて考えるようになるやろう。

 

子どもが元気に楽しく生きられたら、それでいい。
わたしも元気に楽しく生きたいから。笑

 

 

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